地ビール醸造のホップ粕をアップサイクルして育成される
遠野ホップ豚(とおのほっぷとん)は、日清丸紅飼料株式会社の企画のもと、岩手県気仙郡住田町にある「株式会社いわて清流ファーム」において生産されている銘柄豚です。飼育における最大の特徴は、日本有数のホップ産地である遠野市の地域資源を活かした独自の飼料設計にあります。遠野市で200年以上の歴史を持つ造り酒屋「上閉伊酒造」がクラフトビール(ZUMONAビール)を醸造する過程で排出される「ホップ粕」をフレッシュなうちに回収し、農場内の専用設備で乾燥させて仕上げ期の豚の飼料に配合しています。このホップ粕を飼料にアップサイクルする取り組みは、地域内の資源循環を促進するモデルとして実践されています。豚肉の品質面においても、ホップに豊富に含まれるポリフェノールの抗酸化作用により、実用的な利点が生じます。具体的には、肉の保水性が高まることで冷蔵中のドリップ(肉汁の流出)が抑えられ、旨味と鮮度が長く保たれるほか、加熱調理時のアクが出にくくなります。肉色は淡いピンク色を呈し、豚肉特有の臭みがなくあっさりとした味わいを持つ食材として、遠野市内のスーパーマーケットやふるさと納税の返礼品などを通じて流通しています。
基本情報
- 名称
遠野ホップ豚 - 産地
岩手県気仙郡住田町(遠野市隣接地域) - 生産者(運営)
株式会社いわて清流ファーム - 豚肉の特徴
ポリフェノールの効果で保水性が高くドリップやアクが少ない。あっさりとした味わい - 飼料の特徴
上閉伊酒造のビール醸造で排出される遠野産ホップ粕を乾燥させ、仕上げ期に給与 - 品種・交配
WLD三元交配豚(大ヨークシャー種×ランドレース種×デュロック種) - 代表的な料理
豚味噌漬け、しゃぶしゃぶ、とんかつ、鍋料理 - 流通量
遠野市内の地元スーパー、および遠野市や住田町のふるさと納税などを通じて流通 - 認証・取り組み
ビール醸造の副産物(ホップ粕)を飼料として有効活用する資源循環型農業の推進 - 関連URL
株式会社いわて清流ファーム 企業サイト
日清丸紅飼料株式会社(遠野ホップ豚 誕生情報) - 出典
銘柄豚肉ガイドブック2026 p.35
公式サイト/HPA会員農場ページ
株式会社いわて清流ファーム 公式情報、日清丸紅飼料株式会社 プレスリリース、クラフトビール情報メディア記事
最終更新日
2026年3月12日
