高座豚(コウザブタ)

横浜港開港の歴史が育んだ、上質な脂と深い旨みが光る神奈川の名産豚。

高座豚(こうざぶた)は、明治時代に横浜港の開港とともに誕生した、神奈川県を代表するブランド豚です。旧高座郡地域(現在の綾瀬市・藤沢市・茅ヶ崎市周辺)の農家が、外国人居留地の豚肉需要に応えるために育て始めたのが起源とされています。その後、高度成長期の大量生産に対応しきれず1970年代にほぼ絶滅状態に追い込まれましたが、地元生産者の情熱と地道な品種改良によって見事に復活。1983年に銘柄規約が制定され、1984年には商標登録を取得した、歴史あるブランド豚です。

高座豚の最大の魅力は、赤身の中にきめ細かく含まれる脂肪の豊かさです。赤身と脂肪のバランスが絶妙で、口に入れるとさっと溶けるような上質な脂の甘い香りとジューシーな食感が広がります。遊離アミノ酸が豊富で旨みが強く、やわらかな肉質は火を通しても硬くなりにくいのが特徴です。品種はランドレース♀と大ヨークシャー♂の一代交配種にデュロック♂を掛け合わせた三元交配。出荷まで180日間という長い日数をかけ、4段階の成長ステージに合わせた配合飼料で丁寧に育てあげられます。現在は旧高座郡地域に加え、秦野市・横浜市・平塚市でも生産されています。

とんかつ・しゃぶしゃぶ・ローストポーク・ハムやソーセージの加工品など、多彩な食べ方で楽しまれています。「かながわの名産100選」に認定されているほか、百貨店や専門店でも取り扱いがあり、神奈川県産の誇りある豚肉として根強い人気を誇ります。

  • 名称
    高座豚(こうざぶた)
  • 産地
    神奈川県(旧高座郡地域・秦野市・横浜市・平塚市)
  • 生産者(運営)
    高座豚研究会(代表:横山 正至)/所在地:横浜市泉区和泉町5049
  • 豚肉の特徴
    赤身の中に含まれる脂肪が豊富で、きめ細かくやわらかい肉質。さっと溶ける上質な脂の甘い香りとジューシーな食感が特徴。遊離アミノ酸が豊富で旨みが強く、「かながわの名産100選」認定ブランド
  • 飼料の特徴
    成長4ステージ(離乳・育成・肥育前期・肥育後期)に合わせた配合飼料を使用。発育段階ごとに栄養バランスを最適化し、良質な脂肪と旨みを引き出す
  • 品種・交配
    (ランドレース♀×大ヨークシャー♂)×デュロック♂
  • 代表的な料理
    とんかつ・しゃぶしゃぶ・ローストポーク・ハム・ソーセージ・味噌漬け焼き
  • 流通量
    年間出荷頭数:27,700頭
  • 認証・取り組み
    商標登録:1984年12月
    銘柄規約:1983年7月15日設定・2011年2月26日改定
    販売指定店制度:有
  • 関連URL
    神奈川県養豚協会 高座豚ページ
    セントラルフーズ 高座豚ページ
    高座豚手造りハム公式サイト
  • 出典
    銘柄豚肉ガイドブック2026 p.108
    神奈川県養豚協会公式サイト
    セントラルフーズ公式サイト
    高座豚手造りハム公式サイト
    Wikipedia「高座豚」

最終更新日
2026年04月27日

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